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家族でアメリカで生活して感じたこと

アメリカの祝日:Martin Luther King Jr. Day

1/16(月)は、アメリカは祝日(Martin Luther King Jr. Day)で休みだった。 

Martin Luther King Jr.は、アフリカ系アメリカ人の牧師(以下キング牧師)で、アメリカ公民権運動の指導者として人種差別を非暴力で解決しようと活動した人物で、ノーベル平和賞も受賞している。彼の功績を記念するため、誕生日近くの月曜が連邦の祝日となっているらしい。私も中学時代、英語の授業で、彼の有名な演説「I have a dream.」を勉強したのを記憶している。

 

子ども達の学校では祝日前には、必ず祝日に関するプリントを持ってくる。1stのクラスでは、今までにMemorial Day, Thanksgiving Day, Veteran's Day, Columbus Dayなどの前には、授業でそのホリデーの由来を学び、塗り絵ができるようなプリントやミニ絵本を作ったりししていた。

1/16の朝、学校が今日はお休みだねと話したら、次男がなんでお休みか知ってるよとキング牧師の生い立ちを話してくれた。

「昔は肌が白い子と黒い子は、一緒に遊んじゃだめだったし、同じバスにも乗れなくて、肌が白くない子はいじめられてたんだよ。でも、Martinは皆が仲良くしてほしいと思って、仲良くしようて言ったの。それで、皆から応援してもらえるようになって皆が仲良くなったんだよ。なんで肌が白い人も応援してくれたかっていうと肌が白い人のことをヘルプしたから。何のヘルプだったかは覚えてない。でも悪い人が鉄砲で撃ってMartinを殺したの。悪い人はつかまったけどね。でも皆がMartinがいなくなって悲しくてMartinが入っている入れ物を広いところに置いているの。」だそう。

 

今回、子ども達が持ち帰ったプリントはこちら。 

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1stのクラスでは、King牧師の生い立ちのビデオを見て、このプリントや塗り絵を持ち帰ってきた。Lawsって何かわかる?と聞いたら、次男「Ruleのこと」と答える。6才の息子には難しいのではと思ったが理解できている様子。

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 これは、長男が持ち帰ってきたもの。通常授業ではなくESLでのプリント。2枚目に5つほどの設問がある。大人の私が見ても難しそうな単語がちらほら。渡米10カ月の息子には、一人で理解するのは難しそうだ。息子に聞いたところ、ESL授業では難しい単語は説明してくれて何とか内容は理解できたよう。

 

大人になると祝日の由来まで考えなくなるが、現地の小学校の授業で扱うプリントを見て私も気づかされることが多い。日本でも敬老の日、体育の日、子どもの日など、おじいちゃんおばあちゃんに手紙を書いたり、祝日をお祝いするが、学校授業で扱うことは少ない。扱うのは幼稚園などの行事までだろうか。アメリカの祝日は、独立記念日(Independence Day)、Memorial Day(戦没将兵追悼記念日), Veteran's Day(退役軍人の日)、今回のMLK Dayとアメリカの愛国心を象徴するような祝日が多いことも日本と違う。