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家族でアメリカで生活して感じたこと

就活でペットボトルを机に置いたらNG?!~閉鎖的・個人を認めない社会~

こんな記事を読みました。

企業説明会で、ペットボトルを机に置いたら、マナー違反?コートを脱がずに受付に来たら減点?!

headlines.yahoo.co.jp

社会人、新入社員に求める選考ポイントに、こういうものも本当に含まれているだったら驚きです。

最近は、多様性に富んだ環境、そこから生まれるアイデアを大事にしたいと考える日本の企業も多いと思います。選考基準がこれだったら、相反するなあと思います。右に倣え、周りに迷惑をかけず伝統・マナーを目指す会社の選考ポイントだと思います。

多様性の一環として、外国人の採用も行うとしたら、当然、こんなことを外国人ができるわけない。あ、でも、多分、日本には、外国人枠があり、外国人は、空気を読むことマナーを守ることは、免除されるのかな。外国人枠や〇〇枠を用意しつつ、日本人枠の大半の人達は、多様性を持つことは許されないのかな。身内に厳しく他人に優しいというのか、外国人だけ特別というのはある気がする。これは、多様性ある社会というのは、矛盾している。

 

多分、上の記事は極端すぎるだろうけれど、こちらで気づいた日本とアメリカの違い。

 

〇日本

・接客中、お客様が見ている前では、スタッフ・店員同士は私語を慎み、飲食はしない。

〇アメリカ

・お客さんが見ているかどうかは関係なく、スタッフ同士、週末のことなど楽しく話す。場合によっては、お客さんも会話に加わる。スタッフ同士の私語が終わるのを待って対応してもらうことも?!飲み物を飲むのは当然。スーパーの店員さんなんかは、ヨーグルトやバナナ朝食を食べながらお仕事。

 

 アメリカの某夢の国では、スタッフはペットボトルのお水を堂々と飲みまくっていたし(これは、脱水症状を考えたら当然ですが)、スタッフ同士で楽しく雑談したり愚痴を言ったり、人が殺到してテンパるスタッフもいたり。でも、逆に、サービス精神旺盛なスタッフは、パフォーマンスしたり、子どもにトリックをしたり、スタッフ個人によってそれぞれでした。人間らしいともいえる。日本の夢の国は、日本ならではの統一したガイドラインに沿ってサービスを提供しているんだろうな、日本の国民性によって「夢の国」成り立っているんだろうなと思いました。

 

 

〇日本

職場やお店の掃除は、お客様にはお見せしない。業務終了前・後にする。

〇アメリカ

先日、人気のレストランに開店と同時に行ったら・・。受付けのカウンターの下のマットを私たちがいる前で一生懸命、掃除機をかけていて、「もうすぐだから待ってね~♪」と笑顔で言われました。お客様に失礼にあたるとかって意識はもちろんない。別のレストランでは、開店時に人が来ることが珍しいのか?開店時間に行ったら、まだ、テーブルの上に椅子をあげたまま、床に液体洗剤のモップ掛けしていました。のんびりお掃除が終わるのを待って、テーブルに案内されました。こちらも、お店には期待しないし、根気強くなるので、そこは求めません。

 

〇日本

家電量販店で、製品の質問、メーカーによる違いを質問したら、事細かに答えてくれる。わからなかったら電話したり資料を調べてくれる。

〇アメリカ

製品のある場所まではなんとか教えてくれる。でも、製品や機種の違いは、知らない。それを調べるのは、お客の仕事?「申し訳ありません。わかり兼ねます」なんて言葉はないし、日本のように、一緒にその製品の前まで案内してくれないよ。通路番号を教えてくれるだけ。薬局でのお薬もだいたいAisle番号を教えてくれるだけが多いかな。でも、お店によるかな。文具店のS〇plesは、どこにあるかまで教えてくれることが多い。

 

〇日本

宅急便は、直接手渡し。手渡しできない場合は、不在通知が入っていて、再度届けてくれる!

〇アメリカ

宅急便は、家のドアの前に置かれる。呼び鈴も鳴らさない。高価なものが届く場合は、極力在宅して荷物を早めに受け取るようにする。アプリで、配達の通知は届きます!

  

他にもたくさんたくさんあるのですが、書いていると、アメリカは、あり得ない国だね、と思うようなことばかりかもしれません。アメリカにいると日本の良さもたくさん感じます。うーん、当初のペットボトル(本題)からずれてきました。

書きたかったこと、思ったことは、

 

・アメリカでは、自分次第、自分が頼り、自分がどうかが大事。こうあるべきは相手に通用しないし、代わりに自分も相手からそれを求められない。自分の意思に反することは、Noと言えばいい。言っても誰も何も思わない。

 

・アメリカでは、お客様と店員は対等。お客さんは、時間をかけて自分で色んなことをしています。製品を調べたり、物を探しに行ったり、返品したり。働く側は、Job Descriptionにあることをするまでです。それ以外のことを求められないから、もちろん、次から次へと仕事が出てくることもないし、残業にならない。日本人のホスピタリティー、きめ細やかさ、空気読めよの雰囲気が、労働時間を増やす原因かなあと思います。

 

・上のペットボトルを机に置くのNGは、日本だからこそ成り立つルールだと思いました。周りを気にする風潮があるからこそ、こういう記事を読んで、ペットボトル気をつけようと思う人もいるのかも。周りに合わせる国民性。こういった、いろーーんな細かいルールを、こちらでやっても、ナンセンス。誰も守らないか、窮屈すぎたら暴動が起こるかでしょうか。

 

まとまりがないけれども、記事からの考えたことでした。