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家族でアメリカで生活して感じたこと

渡米1年目の英語力(長男10才)①

長男は、日本で3年生が終わって渡米した。早生まれで年が明けた2017年に10才になった。おとなしそう、穏やかそうとよく言われる。意外と社交的で、学校に行き始めた初日に友達ができた~と言って帰ってきた。ニコニコしながら、周りに色々ちょっかい出しているから、友達になりやすいのかもしれない。一年経って、長男も急成長を遂げた。しかし、勉強は今も苦戦している。長男のこの一年の様子は以下のとおり。

 

【渡米3ヵ月目まで】

初登校日は嫌がっていたものの、帰宅するなり楽しかった~と言っていたのが印象的だった。クラスには、日本人の女子が何人かいて、サポートしてくれていた。この時期は、長男は宿題を免除されていて、算数以外ほぼなかったと言ってもいい。本人にとっては、学校が終わってから補習校の宿題するのみの黄金期だった。アメリカの生活、学校に慣れ、耳を慣らす時期だったということか。あまりに宿題がなかったので、夏休み前に、担任の先生に、勉強について相談した。夏休み中にできるような教材はないか、また学校の勉強が全くついていけていないから、社会や理科の教科書を貸してもらえないかお願いした(通常、現地の小学校では、教科書は、学校のものを借りる形態で、自宅には持ち帰らない)。

 

【夏休み(渡米3~5カ月)】

◆ESLサマーキャンプ

初心者向けの英語のサマーキャンプに参加した。初心者向けの基本的な英語学習と料理や理科の実験など。宿題で毎日日記が出て、この時に初めて、自分についての文章を書く経験をした。今までちょっとしたフレーズ("I went to school yesterday""I like noodles")は英語で言えていたけれど、自分が表現したいことを日記で書くとなると苦戦した。当時は、文章を書くときは、日本語から英語に置き換えていたから、辞書で単語を調べて、Today, I swim practice go みたいなことになっていて、親ができた英語をなおしたり、あまりに時間がかかるから、長男が言った日本語を親が英語にしてあげるという、親の書いた日記の日もあった。

◆自宅学習

・学校から借りた教科書を少し親子で見た。学校でもらったRyming Wordの教材を自宅でやった。Kinderの弟がやっているSpelling Wordsを一緒にやった。

・ESLサマーキャンプでの日記のこともあり、長男の場合は、感覚だけでなく、文法を知った方が、自分の言いたいことを表現できるのではないかと思い、中学英語の基礎という日本語の問題集を買った。日本のいわゆる中学英語で、be動詞、一般動詞、疑問文の作り方、過去形、なつかしのI, my, me, mine、比較級、現在進行形などの内容。長男くらいの年齢になると、論理的に考えられるようになるから、多少は役に立った。普段の日常生活でのフレーズも文法を元に説明すると、あーなるほど、と納得できた様子。この問題集で 文法を学ぶことで、吸収が多少は早くなったかもしれない。とはいえ、場数をこなして、感覚で覚えるのが言語。納得できてもすぐに文法は忘れてしまっていた。当時は、比較級も、一生懸命頭で考えながら文章にしていたけれど、1年経った今は、体で覚えた言葉として普通に使っている。

 

夏休みは、他にも地元の子が行く遊びのサマーキャンプ、スポーツキャンプなどにも行ったり、家族で旅行。ESLキャンプも、自宅学習も、目に見える大きな進歩はないまま、新年度に突入した。